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  •  › 「貢献したい」「感謝される仕事がしたい」 こんな紋切り型フレーズを履歴書に書いていませんか?Vol 11
2015.10.01

企業人事部の採用ご担当者と定期的に情報交換をしていますと、「最近の20代は……」という声をよく聞きます。『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』という城繁幸さんの新書がベストセラーとなった2006年から10年経った今でもおそらく3年以内に転職を考え始める20代の総数はそう変わっていないでしょう。一方で第二新卒のニーズもまだまだ堅調ですから、両者のお見合いが成立すれば、転職市場において20代の流動化が止まらないことは否めない事実です。

いまどきの20代は・・・と感じること

 


「いまどきの20代は……」という中年の説教は聞きたくない、という方もいらっしゃると思いますが、日々20代の転職希望者と話をしていて、見過ごせない兆候についてモヤモヤすることがあり、今日はブログに書くことでこのモヤモヤの正体を可視化してゆければ幸いです。

 

冒頭で書きました人事採用担当者の方が嘆くことのひとつに仕事の成果があげられない20代を注意すると「いや」「でも」「だって」「しかし」と自分を正当化する人が目立ってきたというのです。そしてこう続きます。「私の理解では・・・でした」「理解できるような指示ではなかった」「わかるように説明してください」

つい「君の意見など聞いていないよ」と言おうものなら「意見をもってはいけないのですか?」とはじまる。

揚句、「こんな仕事をさせられるためにこの会社に入ったわけではありません」と返ってくる。

間違った自己PR


 

この話を聞いて思わず笑ってしまったのですが、そういえば最近、職務経歴書で頻繁にお目にかかる、数々のフレーズはその傾向を如実に物語っているな、と妙に納得したものです。

 

たとえば、自己PRや志望動機欄に次のような言葉が記載されています。

 

○人と接することが大好きです

○コミュニケーションが得意です

○人脈を広げたい

○人とたくさん出会える仕事がしたい

○仕事だけでなく、プライベートを充実させたい

○自分の時間をたいせつにしたい

○感謝される仕事がしたい

○社会貢献したい

○成長できる仕事がしたい

こういうフレーズを多用しがちな人は、まず書類選考で落とされるでしょう。それはなぜか? 会社はあなたの成長のための踏み台ではないからです。転職で問われているのは「どういう仕事がしたいのか」「何ができて、その能力を用いて何を成し遂げたいのか」という具体的なビジョンだからです。

 

そのビジョンを形にできる能力が伴ってはじめて会社に貢献できるのであって、実際、そんな実力や能力を習得できている20代などほんの一握りです。20代とはひとまず、仕事をおぼえる時期。その時期についついよそ見をして「もっと自分が輝ける場所がほかにあるはずだ」「自分を理解してくれる会社は他にあるはずだ」という他力本願で転職したところで、思い通りの仕事が降ってくるなど、ゆめゆめ思わない方が賢明です。

 

また、面接でふと漏らした一言にその人の本音が滲み出ることもあります。面接で「どんな仕事ができますか」と聞かれて「与えられた課題には何でも応えられると思います」と答える人がいました。日頃の仕事に対する姿勢が「指示待ち」であることが透けて見えてしまうわけですから、当然この人は選ばれません。不採用でした。

 

志望理由はきちんと企業を研究して自分で考えるということ


 

蛇足ではありますが、今では笑い話として語り継がれているエピソードをご紹介しましょう。

「どうして我が社を希望されたのですか?」という質問に「転職エージェントに推薦されたからです」と答えた方がいました。結果はいわずもがな、でしょう。

 

考えてみてください。「どんな仕事がしたいですか」という質問から企業側が引き出したいのは「(わたしが)こうなりたい」希望や「あなたの意見」なのではなく、「どんなアイデアがあるか」「どんなビジョンがあるか」という具体的な仕事の中身に関するあなたの関心度であり、提案したい何かをもっているか、一緒に仕事をしたいと思わせてくれる何かが感じられるか、なのです。

 

残念ながら面接に行く段階になってさえ、企業研究さえしない人が少なくありません。仕事以前の条件や待遇の話を始める人はその時点でまず、ふるいにかけられていると思って間違いないでしょう。

 

隣の芝生が青く見えるから転職したい、という動機は危険です。30代で取り返しのつかないジョブホッパーになりかねません。20代に真摯に仕事と向き合えなかった人が、30代になったら急に仕事ができるようにはなった、などということはまずありません。

 

最後に、転ばぬ先の杖として二冊の本を推薦して終わります。

『20代で年収の9割は決まる』(土井英司氏箸)、『入社1年目の教科書』(岩瀬大輔氏)

レビューでは賛否両論あるようですが、会社勤めとは何か。そのことを考えるきっかけをくれる2冊です。

転職を考えたら、まず読んでみてください。

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