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  •  › 夏の風物詩、芸術祭、そして長岡花火……。新潟発のイベントに思う、郷土愛について
2015.08.24

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今年の夏、みなさんはどんな夏休みを過ごされましたか? 夏休みモードに合わせ、今回はいつもと趣向を変えたブログを書いてみようと思います。

 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレat十日町


 

夏といえば、ここ最近、地元新潟に根づいてきた感のある芸術祭です。年々、足を運ぶ来場者が多くなってきました。代表的なひとつとしてまず挙げたいのが、十日町で開催される『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ』(~9月13日迄開催)。私の家族も毎年楽しみにしており、子どもと一緒に出掛けます。世界的に有名なアーティストの作品も少なくないようですが、まるで宝探しのような趣きもあり、楽しませようという工夫や試みに溢れていて、いわゆる「アートでございます」という高尚な敷居の高さを感じさせないのも魅力の一つです。

 

触ったり、参加したり、子どもを連れて行って、大人も一緒に楽しめる仕掛けがたくさんあります。過去5回の芸術祭と通年にわたる活動の営みの成果により200点を超える作品が蓄積されているそうです。回を重ねる度にアートを介した人々のネットワークや地元住民はもちろんのこと他地域との方々との交流によってもたらされる「つながり」こそ、なによりの財産という印象を持ちます。

 水と土の芸術祭 at新潟市


 

もうひとつは今年3回目となる『水と土の芸術祭』(~10月12日迄開催)。上堰潟、鳥屋野潟、佐潟、福島潟、という4つの潟の地形を生かした作品を陳列する展示会場(メインフィールド)に加え、中央のベースキャンプでは『あまちゃん』の主題歌を作曲した大友良英氏による市民参加型の≪オーケストラNIIGATA!≫や新潟を活動拠点にするアーティストたちのコラボレーションなど賑やかなイベントもあり、観光客の見込み数もかなり期待できるのではないでしょうか。

 

そもそも新潟の県名にもなっている「潟」が何であるか? 地元住民でも即答できる人はあまりいないのではないでしょうか。潟とは浅海の一部が砂などによって外海と隔てられることによって形成された湖や沼のことらしいのです。新潟市がかつて海に面した砂丘地であり、この極めて特徴的な地形によってたくさんの水辺が生まれた。その湖沼を総称したのが「潟」なのだそうです。

 

実は私も知ったようなつもりでいましたが、この芸術祭がきっかけで教えられた地元の地形の特徴や歴史がありました。忘れられつつある風土の特性を見つめ直す機会としてこうしたイベントが果たす役割は案外大きいものだと、改めて思います。

 

個人的には過去の作品で印象に残っているのは信濃川付近にイベント期間だけ設営されるバンブーハウス。竹で編まれた出入り自由のフリースペースから信濃川を臨む光景はなかなか風情があります。また毎年、海の砂浜にオブジェが展示される光景も最近の風物詩と言えるでしょう。鑑賞すると捺してもらえるスタンプラリーを楽しみにしている子どもたちも少なくありません。

 

そういえば、展示会場となる「4つの潟」なのですが、この4つの潟はとても一日でめぐりきれる距離感ではないことを遠方からお越しになる方にはぜひともアナウンスしておきたいですね。

 日本三大花火 長岡花火  2015 白菊


 

さらに。新潟の夏の風物詩として忘れてはならないのが、長岡の花火大会です。

今年は戦後70年、市町村合併から10年目の節目の年とあって、大賑わいでした。

白菊、スターマイン、フェニックス、三尺玉、ナイアガラ……。

新潟市民でなくともその名を一度は耳にしたことがあるのではないですか?

 

一方でこの花火大会が毎年開催されている理由や由来をご存知の方はそんなに多くないのかもしれません。長岡の花火大会は8月1日の長岡空襲で亡くなった方々への鎮魂の意を以ってはじまりました。横一列1キロ以上にわたり、10か所以上別々の場所から打ち上げられるフェニックスは2004年に起きた中越沖地震の被害に遭われた方々への追悼の意を示したいという有志の募金によって形になった花火なのです。寄付金という募金活動によって、10年間続けられてきた志の灯とも言えるでしょう。今年も商工会議所や青年実業団の方々が募金箱を手に立っておられました。頭が下がる思いです。

 

「なぜ、花火で泣けるのか?」そんな帯がかかった『白菊』という単行本が最近、静かなブームだそうです。日本一感動する花火の原点ともいえる、花火師・嘉瀬誠次さんに取材を重ね、その生涯を辿ったノンフィクションだといいます。私も早速、買い求めました。

白菊の閃光が瞼の記憶としてまだ鮮やかなうちに、夏の終わりの課題図書とするつもりです。

 

生まれ育ったとはいえ、知っているようで知らない郷土の歴史や文化。

改めて地元を見つめ直す機会や時間を持つことの大切さ、豊かさを、しみじみと実感している、2015年の夏です。

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