UIターン転職を考え始めた方へ 会社を辞める、その前に……。エージェントとして最初にアドバイスできること
今回はUIターン転職を諦めてしまう方にみられるパターンについてお話しします。大きく分けて、3つ。いずれかにあてはまる傾向があるようです。
1) 仕事がなさそうだ=求人がない
2) 年収が下がる
3) 家族が反対する
求人はある!
多くの転職成功事例を見てきた経験則から、ひとつずつお答えしていきます。
まず、1)関しては「新潟」に特化したエージェントを立ち上げた以上、こうした先入観はぜひとも払拭していきたいものです。既出のブログでも紹介したが、求人検索サイトには公開されない非公開求人というものが存在します。常時、70社以上の多岐に渡る業界の優良企業様から様々な職種の求人案件が寄せられています。弊社では検索だけでは決して知ることのない求人情報をご紹介させていただきます。
売り手市場の現在、年収600万~1000万円以上の高い年収を約束できる求人案件も豊富にございます。職種ではITコンサル、ITプロジェクトマネージャ、Webマーケティングコンサル、SEをはじめ会計士、薬剤師研究員、住宅設計士、住宅営業、建築コンサルなどニッチな専門職を求める求人が多く寄せられています。また、あなたのキャリの汎用性を因数分解することで異業界でのキャリアスライドが可能な場合もありますので、ぜひお気軽にご相談ください。
年収は地域の物価と合わせて判断
つぎに2)です。卒直に申し上げて80%以上の方が転職時、提示される年収は一時的にダウンします。しかし地方で働き、地方で暮らすことになれば物価指数も下がりますので、年収ダウンから受けるダメージは実際暮らしてみると乗り越えられるどころか、むしろプラスに働くことが多いとおっしゃる方も少なくありません。このことは巷ではあまりアナウンスされない事実です。これは3にも深く関係します。
反対する家族に納得してもらうには、地方の現実を知ることが何よりの近道です。2)の事実を納得してもらえず、共働き夫婦の場合、男性だけ単身赴任を選択するケースが多いようです。ですが、地方暮らしのメリットデメリットを徹底的に考えた結果、家族で地方に移住すること選んだ方も多いのです。
彼らが「メリット」だと感じている点についてご紹介していきますので、家族で話し合う際の判断材料にしていただければ幸いです。
余談ですが、毎年慶応大学の研究所が発表する「子どもの幸福度に関する計量分析」のランキングおよび日本総合研究所の地方都市の幸福満足度ランキングでは、いずれもここ数年上位10位を北陸地方が占めています。(1位は福井県 新潟県は第5位でした)
~私が考える地方に暮らすメリット~
UI転職を果たした方から寄せられた声の一部をご紹介します。
都心部で4人家族が暮らす住宅を探す場合、家賃12~16万の2LDKが限界だった。新潟では家賃7~8万で3LDKの賃貸物件がたくさんある。10万円で駐車場つきもある。家賃10万~一軒家(中古)を借りることも可能。諦めていた住宅購入も夢じゃない。
(40代男性 流通)
基本、車通勤。毎日の通勤、営業時の移動ストレスから解放されたのが何より。駅前の企業を除けば、ほとんどの企業が駐車場を完備している。休日も渋滞しらず。
(30代男性 建築)
共働き夫婦にとって子どもの送り迎えをすべて車でできるのがうれしい。子どもを乗せて坂道を上がる時、電動自転車で難儀していたことが遠い昔のようです。
(30代女性 事務職)
通勤時間が短くなった分、気持ちにも時間にも余裕ができた。朝活として英会話を始めた。
(20代男性 ITエンジニア)
東京では都心部のタワーマンションに暮らしていた。何かと無言の同調圧力があったようで、いつも機嫌が悪かった妻。地方に引っ越して解放されたのか、昔の明るさを取り戻したように感じる。
(40代男性 会計士)
お受験に夢中になるママ友ネットワークから解放され、自分らしい暮らしと仕事を手に入れている。地元に戻って両親も喜んでくれている。
(30代女性 営業)
海と山がともに近いこと。オンとオフの使い分けができ、リフレッシュできる。いわゆる仕事上での生産性は上がったと思う。
(30代男性 アパレル)
年収は一時的に下がったが、家賃や食費など固定費を想像以上に抑えることができる。子どもの学費や自分の将来について「投資」できる余裕ができたことは大きい。喧噪から離れることでこれまでは考えられなかったが、勉強の時間を持てるようになった。歳をとってから地方にリタイヤよりも若いうちにこうした気づきができてよかったと感じている。
(30代男性 ITプロマネ)
いずれは地元に戻るつもりでした。夫の転勤がきっかけで、私もUターンを決意し、年老いた両親のそばに住むことになりました。精神的な安心があったのか、病気がちだった母が元気になり、親孝行もセットでできました。
(30代女性 SE)
いかがでしたか?何かひとつでも参考になれば本望です。ライフスタイルを変えることは確かに勇気がいることです。それでもマイナス面ばかりに目をむけるのはもったいない、とお伝えしたいですね。新天地での経験をご自身と家族のための新たな成長と受け止め、楽しまれている方は案外多いのですから。
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