カテゴリー:Uターン

2018.01.12

 

「ディスカヴァー・新潟」の兆候


「ディスカヴァー・新潟の兆し」というブログを書いた後で、面白い記事をみつけました。日本政府観光局「訪日外客数」、観光庁「訪日外国人消費動向調査」のインバウンド統計リポートよれば、2016年の一年間、外国人環境客が訪れた県ランキングのうち、新潟の対前年度の伸び率が137.5%の上昇で全国一位というものでした。

大阪、東京、京都などの人気の訪問先にはまだまだ及ばずとも、飛躍的な伸びに思わず、驚きの声をあげてしまいました。その理由として考えられるのはウラジオストクやハバロスクと新潟を結ぶ夏季限定のチャーター便の就航によりロシアからの観光客が増えたことらしいです。

この件とは直接関係ないのですが、最近またひとつ、特筆すべき「ディスカヴァー・新潟」の兆候を実感しています。今日はそのことについて述べます。

 

成長期のステージに入った企業の共通点


最近、開発・設計部門のチーフクラスをはじめとするマネジメント部門の求人が増えてきます。しかも欠員補充ではなく、増員を視野に入れた採用ニーズです。この動向は明らかにその企業が、成長期のステージに入ったことを意味する募集案件に他なりません。

それぞれ業界の異なる複数の企業から同時多発的に採用ニーズが増えているという状況ですが、興味深いことは、これらの企業にはある共通点があることです。

それはニッチともいえる特殊技術をひたすら愚直に守り抜いてきた優良企業であることです。

 

ものづくりの町、燕三条は刃物、鋳物、金物、洋食器などで地元住民にとっては馴染のある老舗企業の集結地帯ですが、その商品価値を世界が認め、世界市場で密かなブームになっているという現象が立て続けに起きています。

さらに別の地域では、完成車メーカーへ部品を納品している部品メーカー、その部品を研磨する工場機器を取り扱うメーカー、塗炭屋根の塗技術を得意とするメーカーなど。いずれも「キラリと光る技術力」を誇る企業ばかりなのです。

 

「知られざる優良企業」と「よりよい人材」を引き合わせること


最近、大手企業メーカーの不正や虚偽のニュースが続き、あたかも日本のものづくりを貶められたかのような報道さえありましたが、現在進行形の成長企業のものづくり現場においては、ただひたすらに愚直に品質を求め、企業努力をされてきたメーカーばかりです。派手なキャンペーンや広告をしていないので、確かに全国的な爆発ヒットのような認知度は高くありません。

しかし、私は「正直者が馬鹿を見る」世界は長く続かないという性善説論者であり、努力は報われるはずだし、そうした努力を続ける企業様は必ず、発見され、見直され、評価されるものと信じています。実際、何度もそのプロセスを目の当たりにしてきました。

私達はUIターンをご検討の方にこうした「知られざる優良企業」と「よりよい人材」を引き合わせることを通じ、紹介という間接的な貢献しかできませんが、何よりも存在意義を感じられる瞬間です。我々は一人でも多くの方に、こうした優良企業をお伝えするための、隠れたIRだと自負しています。

現在、UIターン転職をお考えの方でマネジメント経験をお持ちの方はこの機会にぜひ、ご相談ください。

 

2017.12.22

 

新規事業に進出した世界的なエクセレントカンパニー


先回、「新潟をITベンチャーの発祥地に」を掲げ、快進撃を続けている株式会社フラーのエピソードを書きました。

社長である渋谷修太さんの勢いに感化され、先日第四銀行が主催する経営者クラブによるアメリカシリコンバレー視察ツアーに参加してきました。

今日は現地で見たこと、聞いたことを書き残しておきたいと思います。

サンフランシスコから約一時間位、車を走らせると、名だたるIT企業の社屋が集結している地帯に着きます。集結といっても隣の会社に行くにも車がないと行き来できない距離感はあります。さながら北海道の富良野あたりの光景を想像していただくとイメージに近いかもしれません。この土壌がなぜ、日系の新興企業をはじめ、新規事業に進出した世界的なエクセレントカンパニーを生むのか。その秘訣をこの目で確かめたいと思いました。

GoogleやFacebookの社屋もあり、サンフランシスコと郊外をつなぐシャトルバスが行きかっていました。ここ数年、日本では職場と自宅の近隣化の傾向が目立っていましたが、シャトルバスの終着点をみる限り、決して家から近いという訳ではなさそうです。

 

これからの日本、ひいては地方都市では見習いたいモデル


興味深かったのはIT企業が集まる地帯の延長線にスタンフォード大学が位置していることでした。才能豊かで創造力に富む人材を輩出している名門校です。

抜けるような青空と豊かな自然に囲まれた広大な敷地内を、生徒たちは自転車で移動します。

清々しい青空をみながら、「ハーバードかスタンフォードか悩んだ末、決め手になったのはスタンフォードのほうが快晴の多いことかな」と、スタンフォード出身の知人が笑って話してくれたことを思い出しました。こと、日照時間の少ないことで有名な新潟や北陸地方者にとって天候が気分を左右することは経験上、実感しています。

適度に脳を休ませることが仕事の生産性をあげるということでマインドフルネスが注目されましたが、意識的にマインドセットしなくともあの青空をみているだけで頭から余計な雑念から解放されるようなリフレッシュ感を味わえました。

教室や構内のテラスではPCを広げながら学生同士が活発な議論をかわす光景も見受けられました。そういえば、四六時中スマホを眺めている人がほとんどいなかったことも驚きでした。

中国、インドの留学生をたくさん見かけましたが、残念ながら滞在中に日本の留学生にお目にかかる機会は得られませんでした。自分自身、スタンフォードを志望するという選択肢などゆめゆめ思いつかなかったクチですが、自分の娘の世代ではスタンフォードを目標にする選択肢も十分に考えられる時代になってきています。

実際にこんな環境で勉強できたらおそらく日本には帰ってこないだろうな、とついそんなことをとぼんやり考えてしまったほどです。

先に挙げたIT企業ではこうした学生たちに対して在学中からアルバイトやインターンなどを通じて門戸を開いており、地続きでつながっている印象がありました。(物理的には車で移動しなければならない距離とはいえ)

いっせいに新卒採用を行う日本の採用システムはここ、シリコンバレーにはありません。それぞれがオファーしたりアプライしたり、自分が居心地がよいと感じた場所に自然の成り行きで就職していく。そのフラットさはとても羨ましいと思いましたし、これからの日本、ひいては地方都市では見習いたいモデルだとも強く感じました。

少子高齢化とも無縁で、右肩上がりの成長を約束する、未来志向の明るさや勢いが感じられるシリコンバレーの環境。

 

自分の地域から始められることを模索し、発信していきたい


残念なことに新潟の現状はそれとは対照的で、大学進学時に学生のほとんどが他県に流出してしまう有様です。UIターンで呼び戻すことは現状でさえ難しく、学生の数が減少の一途を辿る近い将来、行き詰まることは想像に難しくありません。

彼らのように学生時代から自分が就職したいと思える会社と地元でつながることができたなら。町ぐるみで学生を職業人として育成できる基盤を用意できたなら。新潟の状況も少しは変わるのではないか。そんなことを考えました。マイナス要因が多いことを嘆いてばかりいてもはじまりません。

長岡市がいまそのロールモデルになりつつありますが、単に応援者として傍観しているだけでなく、自分の地域から始められることを模索し、発信していきたいと強く感じさせてくれた意義のある視察でした。

2017.10.10

久しぶりのブログの更新となってしまいました。実はこの夏はふたつの挑戦をしていました。ひとつはトライアスロン初参加に向けてのトレーニング。結果はスイムで途中リタイヤしてしまうという不完全燃焼のデビュー戦になってしまいました。最後方から再スタートさせてもらい、バイク、ランは完走したのですが……。それでも来年は完走したいという新たな挑戦心を強くすることができ、参加して本当によかったと思っています。

もうひとつの挑戦は初めての著作の執筆をしておりました。こちらはなんとか書ききることができ、10月5日に『継がない子、残したい親のM&A戦略』(幻冬舎)として無事発売にこぎつけることができました。本の内容は人材紹介ではなく、もうひとつ手がけている、M&A仲介についてです。これから地方都市で後継者のいない企業はどうするかについて、事業承継型のM&Aの取り組み方を解説してます。ご興味のある方はこちらからどうぞ、

https://www.amazon.co.jp/dp/4344913647

今回、手前味噌な話からはじめたのは理由があります。ふたつの挑戦を通じて「時間の使い方」を以前にも増して重要に考えるようになったからです。

 

「もっと自分らしく生きたい」という本心


最近、Iターン求職者の相談を受けることが増えているのですが、内定後の給与提示の段階で結果的に断念されるケースが少なくありません。ご本人の意思を尊重したいのでアドバイスはしますが、無理に説得するようなことはしません。とはいえ、どこかでちょっともったいないな、と思う気持ちがあるのは事実です。

Uターン希望者の場合、転職動機はさまざまでも、最終的に「生まれ育った新潟で働く」ことがなによりの後押しになりますが、Iターン転職者の多くは何かしらの縁ができたというささいなきっかけからはじまることが多いようです。(このきっかけについては次回で詳しく述べるつもりです。

よくよく聞けば、その動機のほとんどが都心部での働き方や人間関係に疑問を抱き、これからの人生設計を考えた時に「もっとゆとりのある生活をしたい」「もっと自分らしく生きたい」という本心であることが多いのです。

しかし年収がさがることを理由に、内定までこぎつけながらも、結局いままで通りの生活に戻ることを選択する。

気持ちのどこかで不本意だと思いながら、60歳、65歳まで都心で働いた後で地方転職を考えればいいかと自身を納得させる傾向にあるようです。

 

キャリア設計をより生産的にするための活動時間


そこで、あえて言いたいのです。たとえば、いまいま年収が100万円さがったとしても、そのお金を時間に換算したらどうでしょうか。いいかえれば、自分への投資時間に還元できると考えるなら、100万円以上の何かを手にいれることになる、とは考えられないでしょうか。

長寿大国の我が国において、これからは100年スパンで人生設計が求められると言われています。話題の著書、『LIFE SHIFT 100年時代の人生設計』(リンダ・クラットン著)では「ずっと同じ会社で働こうとする」「すべてを仕事に捧げる」「休日をレクリエーション(娯楽)にあてる」生き方はしてはいけないと説かれています。

休日はレクリエーションではなく、リ・クリエーションつまり、今後のキャリア設計をより生産的にするための活動時間にすべきだということです。今年の夏、私が経験したふたつの経験は私のこれからの生き方に新たな気づきをもたらしました。こじつけのようかもしれませんが、もし仮にいま年収100万円給与が下がったとしても。その代わりに手に入れた「ゆとり」で一体なにができるか。何を手に入れられるか、と考えてみてはどうでしょうか。

 

30~40代で自ら転機を切り拓くのではその後の人生に大きな差ができるのは歴然


満員電車に揺られて疲弊する通勤時間が車で移動に変わることで短縮され、そのうえ快適な時間に変わります。英会話の取得時間にあてることも可能です。

都心で分譲マンションを購入する費用があれば、新潟では一戸建ての持家購入も夢ではありません。しかも海と山に囲まれた新潟はお米だけでなく、地産地消のおいしい食材に恵まれています。都心のスーパーに並ぶ食材よりもはるかに鮮度がよくて安価です。共働き世帯にとってはそこで得られる余裕はお金に換えがたい、余りあるものがあるのではないでしょうか。

なによりも、自分を見つめ直す時間ができます。セカンドキャリア、パラレルキャリアといわれる時代に自分の引き出しを増やすなら60歳で受動的に転機をむかえるのと、30~40代で自ら転機を切り拓くのではその後の人生に大きな差ができるのは歴然ではないでしょうか。

年収100万円ダウンを理由に目の前の現実に甘んじるか。そのお金で時間を買うと考え、体力も気力もあるうちに行動するか。そんな尺度で一度、考えてみることはきっと無駄ではないはずです。

2017.05.26

 

Uターン転職を成功させるには夫婦の合意が不可欠


私達はこれまで、全国の主要都市から新潟へのUターン希望者の転職を数多くサポートして参りました。

大企業から新潟本社にある関連企業への転職。首都圏から新潟支社への転職。業態、業種のスライド転職。未経験からの異業界転身。このように求職者のご希望に併せ、実にさまざまなケースがありました。多種多様な転職事例の共通項をあげるとするなら、以前よりも会社の規模が小さくなる、ということです。これにはメリットデメリット両方あります。

まずメリットですが、規模が小さくなることで社長や経営幹部とダイレクトに業務を推進していけることが挙げられます。同じ業種、同じ職種でもUターン転職を機にポジションアップが可能になったり、図らずも仕事上のステージアップが約束されることが少なくありません。

当然、裁量のスケールは大きくなります。経営者により近いところで事業を展開する醍醐味や自己裁量で仕事を推進できる。このチャンスをまたとない成長の機会と捉え、水を得た魚のようにバリバリと仕事を楽しんでいらっしゃる方を何人も見てきました。

Uターン転職の転職動機の半分以上が親の介護や家族の事情であるため、最初は仕方なく、というネガティブな動機で相談におみえになった方が、家族との折り合いをつけながら、新たな仕事のやりがいをみつけ、地元新潟で活き活きと働く姿を見ることは私達にとって何よりの喜びです。

ところが、残念ながらUターン転職の実現から1~2年も経たないうちに、ふたたび首都圏へ戻ってしまわれる方も少なからずいらっしゃいます。

その理由の多くがUターン転職のタイミングで家族がついてきてくれなかったケース。単身赴任で働きながら週末は家族のいる都心へ帰る。こうした二重生活に疲れた、という声をよく聞きます。

共働き夫婦も増え、それぞれのキャリアの実現に向け、夫が単身赴任という選択をせざるを得ないのが世の中の流れとはいえ、地方勤務のメリットのひとつである、生活支出を抑えられるという経済的メリットが叶わず、かえって、家計がひっ迫してしまい、元の生活に戻す、というパターン。 Uターン転職を成功させるには将来の設計図を青写真とした夫婦の合意がやはり不可欠であることを実感させられます。

 

地方企業が都心の大企業から転職してきた中途採用者に求めることは「即戦力」


もうひとつのパターンは「仕事の裁量が大きくなる」という先述のメリットをデメリットと受け止めてしまう方のケースです。ダイレクトに自分の決断や判断が仕事の結果を左右するいう周囲の期待感を重荷と感じてしまうタイプの方。もしかしたら、こうした方の気持ちの根底にはUターン転職希望者にありがちな「地方勤務になれば、ゆとりのある生活ができる」という幻想があるのかもしれません。都心から地方都市に転職すれば、これまでより残業が少なくなり、ゆとりある生活を期待されるとでもいいましょうか。

しかし、地方企業が都心の大企業から転職してきた中途採用者に求めることは「即戦力」以外のなにものでもありません。

ところが話を聞けば、大企業に在籍していた時に、大きな歯車のひとつとして与えられたルーティンをこなす勤務に慣れていると、規模の小さな会社で役員クラスと直に対峙する仕事を任された時に、自分で判断することの多さに、まずとまどうというのです。

なかには「常に監視されているようで仕事がしづらい」と漏らした方もいました。こういっては何ですが、大企業の大きなオフィスでPCに向かっていれば、さぼっていても一日をやり過ごすこともできるでしょう。しかし、規模が小さな会社のオフィスに身をおけば、誰が何をしているかは一目瞭然。言いかえれば、社長や重役に率直に発言したり、提案できるという風通しのよさがあるオフィス、ともいえるのですが、どうもこの状態をチャンスと捉えきれずに、重責だとひるんでしまう方が一定数、存在するようなのです。

私からいわせれば、「もったいない」の一言に尽きるのですが、こればかりはやはり、ご本人の適性によるところが大きいといわざるを得ません。

説得むなしく、元の大企業に再びかえってしまう方も一定の割合で存在するのが現実です。

 

Uターン転職ではご自身の適性を吟味することも重要


求職者の立場では、やはり採用されたい気持ちが先立って、面接ではついつい背伸びした発言をしがちです。転職してしまえば、最初の1年位は「様子見」として仕事環境に慣れるまでのアイドリングを許してくれるだろう・・・などと思ってしまうと、これが大きな誤算となります。

面接での約束が「有言実行」でなければ、即戦力は務まりません。

転職によって、自分のやりたいことができるかどうか。これまでのキャリアを活かせるかどうか。

これに加えて、自分にできることとできないこと。という判断軸がUターン転職においては重要になっているようです。

もしも、Uターン転職に求めることが「生活レベルのゆとり」だけであるなら、厳しい現実が待っています。こうした視点から、Uターン転職ではご自身の適性を吟味することも重要であることをお伝えしたいと思います。

2017.04.10

桜の開花宣言を待ちながら新年度が始まるこの季節は、毎年恒例とはいえ、心躍るものがあります。また、この時期は人事異動の発令のタイミングが重なるため、心穏やかにいられない人も少なくないでしょう。

組織全体が既存社員の能力を活かす努力をしなければ、企業が成長できない


求人数は堅調。売り手市場はしばらく続きそうですが、採用環境に目を向けてみると「最近、ちょっと変ったな」と思うことがあります。今日はそのことについて書いてみます。

人事異動のタイミングで「とりあえず転職を考えはじめる」という人が毎年、少なからずいました。それが、ここ数年、減少傾向にあるのです。

転職希望者の意識の変化と捉えることもできますが、むしろ企業のシフトチェンジによるものではないかと感じています。退職者が出たから、新しい人を採用する。つまり、補填するために新たに中途採用するよりは新卒で採用した優秀な人材の流出を防ぐ方向へと経営の舵きりをした。なぜかといえば、組織全体が既存社員の能力を活かす努力をしなければ、企業が成長できないと気づいたからではないかと思うのです。

今いる人材を活かしたほうがコストも手間も削減できるという背景があるにせよ、この兆候は転職エージェントとしては負と考える向きもあるかもしれませんが、世の中全体という視点で俯瞰してみれば、このシフトチェンジはむしろ喜ばしいことだと私は考えています。

 

転職の目的が明確な人にのみ門戸が開かれている


マッキンゼー的人材獲得・育成競争として古典的名著と言われている『War For Talent』 を引用するまでもなく、人材の獲得競争に勝つためには外に目を向けるばかりでなく、自社の優秀な人材の流出を防ぐために経営者が「彼らがい続けたいと感じる機会の創出」をすべきだ、という観点があります。多くの経営者がこの重要性に気づきはじめたように思えるのです。

とはいえ、即戦力となる中途採用のニーズは相変わらず堅調です。そこで何が生じるかといえば、中途採用される側の基準が以前に増して厳しくなっているということにほかなりません。「いい仕事があれば転職したい」といった漠然とした転職動機ではまず、難しい。

なぜ転職するのか。転職することで、どういう仕事ができるのか。やりたいこと、その目的が明確な人にのみ門戸が開かれているという状況なのです。加えて、自分の技術やスキルを把握している(できることとできないことがクリア)ことが重要になっています。

 

転職者の意識の変化を頼もしく感じる


ちなみに下記のような経験をお持ちの方は即戦力として重宝される人材といえます。

・新規プロジェクトをゼロから立ち上げた実務経験のある人

・プロジェクトの起案、推進、実践責任者

・マネジメント経験者

・IPOの実務経験者

・海外拠点(支社)の立ちあげ経験者

 

こうした自分なりの成功体験を経験した人をみていますと、転職動機にも共通点があることに気づきます。主な転職動機としてあがるキーワードは

「もっと責任のある、大きな仕事がしたい」「経営ボードメンバーとして挑戦したい」「プロジェクトリーダーとしてもっと裁量権限のある仕事がしたい」などであり、概して川上から川下まで自己裁量で経験することのできる仕事を望む傾向が強いことが特徴です。

大企業の一セクションでルーティンをこなすよりも中堅中小で業務全体を俯瞰し、一貫した経験を積めるチャンスのほうにキャリアとしての価値を見出す傾向がここにきて強まっています。この背景には大手企業が、もはやかつてのような「安定・安心」の象徴でなくなっていることの影響も大きいでしょう。

 

この傾向は専門職の領域でも顕著です。建築、設計、施工管理、土木管理、電気工事管理などのプロフェッショナルが大手ゼネコンでルーティン業務に甘んじるよりもプロジェクトの全容を統括できるフィールドを求めて転職を希望するケースが増えているのです。これは所属する会社の大小よりも自分自身のキャリアのスケールメリットを優先する意識の変化にほかなりません。「寄らば大樹の陰」という指向は過去のものとなり、規模のいかんにかかわらず、もっとイノベーティブな仕事をしたい、という意識の変化の表れだといえます。

 

終身雇用、年功序列が定石だった一時代前と比べると、隔世の感がありますが、転職者の意識の変化を頼もしく感じる今日この頃です。

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