転職の適性検査で落ちる人の特徴!――合格するために必須なポイント
新卒採用では、ほとんどの企業が適性検査を導入しています。 ただ、近年は中途採用でも適性検査を導入している企業が増えており、転職活動では無視できない関門となっています。 今回の記事では、適性検査で落ちる人の特徴と合格するためのポイントを解説します。
目次
■適性検査を実施する企業の目的とは?
適性検査は、企業が応募者の性格や能力を把握し、自社の社風や募集職種に適しているかを判断するために実施します。
つまり、企業と応募者のミスマッチを防ぐ役割を持っているのです。
適性検査は大きく分けると「基礎学力検査」と「性格検査」の2種類があります。
企業が適性検査をするのは次のような3つの目的があります。
目的1:検査結果を面接の参考資料にする
適性検査でわかるのは、応募者がどれだけ自己分析できているかどうか。
一般的には一次面接の前後など初期段階で実施されるため、その結果を次回の面接で企業が参考にすることになります。
適性検査によって導き出される性格診断をもとに、企業側の面接官は応募者がいかに自分の性格や長所、短所を把握しているかを測る指標となるのです。
目的2:組織の和を乱す人物でないかを確認する
適性検査は、応募者が企業の風土や和を乱す人物でないかを見分ける指標にもなります。
検査結果から協調性に欠ける人物であることや向上心の有無などが導き出され、企業側は自社の求める人物像に近いのかを判断する材料となるのです。
目的3:選考の評価指標にする
企業の選考の評価基準として、書類や面接のほかに適性検査の結果じたいを重視するところもあります。
職種によっては専門的な問題が出題されることもあり、スコアをどれだけとれたかが、選考に大きく影響します。
■適性検査に落ちる人の特徴
適性検査は、事前に対策を練ることができます。
そのうえで知っておきたいのは、適性検査で落ちてしまう人の特徴。
次のような特徴に当てはまらないか、事前に押さえておきましょう。
特徴その1:学力が基準に達していない人
適性検査を重視している企業の場合、そもそも学力が基準に達していない人は落ちやすいものです。
たとえば、義務教育レベルの算数の問題が解けないなどは言語道断。営業にせよ事務にせよ、仕事をまかせられる人物とは思われません。
複数人の応募者がいた場合、一定の基準点に達していなければ、足切りされて次回面接に進めないこともあります。
特徴その2:性格が原因で点数が悪い人
性格診断する適性検査で不採用になる人の主な特徴は、「嘘をつく人」です。
似たような問題が何問も出題されるケースも珍しくなく、そこで矛盾が生じると、「嘘の回答をしている」と判断される恐れがあります。
ほか、営業職を応募しているのにストレス耐性やコミュニケーション力が低かったり、集中力が問われる職種なのに集中力がなかったりすると、応募職種と性格判定の結果を考慮されて不合格という結果になります。
特徴その3:業界研究や対策が足りない人
適性検査は、場合によっては業界の知識や業務についての特殊な知識が出題されることもあります。
競争率が高い業界であれば、業界研究や最低限の知識は必須。
十分な対策ができていなければ、意識が低い人だとみなされて不合格となる可能性は高いでしょう。
■適性検査で合格するためのポイント
適性検査は、主にSPIやCUBIC(キュービック)、クレペリン検査、玉手箱、CABといった種類があります。
これらは転職活動の面接対策同様に、書店に行くと参考書など各種適性検査の対策本が販売されています。
適性検査は慣れによって結果が変わるともいわれています。
市販の問題集を繰り返し解くことで、とくに言語や計算問題は本番で失敗する可能性を極力減らすことができるでしょう。
さらに、企業研究や業界の情報収集を怠らないことも重要。
企業によっては、その業界の時事問題が出題されることもあります。
事業内容や商品情報など、企業のウェブサイトから得られる情報はできるだけ頭に入れておきましょう
過去の記事「転職のWeb適性検査、合格するポイントを徹底解説!」では、適性検査の合否のポイントや対策のコツをより詳しく紹介していますので、ぜひご参考ください。
◆まとめ
適性検査は、応募者の人柄や入社後の組織への適応を見極めるために実施される重要な試験。
自分の適性が判断され、第一印象を決める大切なテストだと認識して、事前にしっかり対策をしましょう。
そのうえで、リラックスして受験することが大切です。