長岡エリアの転職事情最前線!
新潟県で近年求人が豊富なのが、燕三条と長岡エリア。 どちらも「ものづくりの町」として知られていますが、はたしてどのような求人が多いのでしょうか。 今回の記事では、長岡エリアの求人の最前線事情を解説します。
目次
■長岡ってどんなエリア?
長岡エリアは、工作機械製造や機械工業で発展した地域。
新潟県の中では人口も多く栄えており、県庁所在地である新潟市に次ぐ人口を誇ります。
交通の利便性が高く、長岡駅には上越新幹線が停車するため、東京といった都心へのアクセスもしやすいのも魅力。
長岡の経済の特徴としては、産業機械メーカーが多いこと。そのため、機械設計や制御設計といった設計職の求人が豊富です。
電気・電子機器や液晶・半導体などの高度な技術を有する企業が多いだけでなく、仏壇や木工家具、アパレル産業など伝統技能や技術を有する産業もさかんです。
長岡に拠点を置く有名・有力企業を挙げれば、独自の細線製造技術を誇る株式会社トクサイや世界唯一のテープ研磨専業メーカーである株式会社サンシン、超精密加工技術を駆使する技術集団の株式会社波多製作所などなど。
ほかにも、新潟県内最多である16もの日本酒蔵元数を持つ酒どころであることから、「久保田」や「朝日山」の朝日酒造や「越乃景虎」の諸橋酒造、470年もの歴史を誇る「吉乃川」、「越の鶴」の越銘醸など、お酒好きであればご存じの有名日本酒を醸造する蔵元が多数揃っています。
■どんな業種の求人がアツい?
前述のとおり、長岡では機械設計や制御設計の名門メーカーが立ち並び、たくさんの工場があります。
一般的な認知度はさほど高くないかもしれませんが、同一業界であれば名前が知れている優良企業ばかり。
なかには海外展開に取り組んでいる企業もあり、求人募集が活発です。
このように求人が好循環にまわっており、大手企業から中小企業まで選択の幅が広いのは、大きな魅力ですね。
若手を長期的に育成することを視野に入れた企業が増えており、現に20代後半から30代半ばの求人が多く、機械工学系の大学や学部で学習していた人であれば、実務経験のない未経験者でも飛び込みやすいかもしれません。
■長岡エリアに転職する魅力とは?
長岡エリアは、新潟県の「中越地方」と呼ばれる中南部に位置します。
酒造メーカーが多いこともあり、観光客も多く休日や連休時には街が賑わいますが、日本三大花火大会の一つである長岡まつり大花火大会も有名で、2019年には2日間の開催で100万人以上を動員したほどの賑わいでした。
このように新潟の中でも活気あふれる長岡には、上越新幹線の停車駅があり、東京まで約2時間で移動可能。
自動車事情でいえば、長岡市は北陸自動車道と関越自動車道にICが点在し、長岡JCTは2路線が接続していることからどこへも移動しやすいため、車利用者に好まれる地域といえます。
高速バスの路線網が充実していて、自家用車でもバスでも、東京へは約3時間でアクセスできます。
近年はUターンやIターンする人も増えていて、もともと東京で働いていた人が、結婚を機に転勤を避けられる地元の長岡市にUターンしてきたという話もよく聞かれます。
東京都心で働くよりも年収が下がる可能性はありますが、物価が安いため結果的に生活水準を上げられるのも魅力的。
土地の価格も安く、長岡に転職して家を建て、永住を見据える人も多いようです。
◆まとめ
観光地としても人気の高い長岡は、住み居心地のよさから居住地としても人気が高まっています。
大手メーカーから中小の工場まで求人の選択肢も幅広く、キャリアの転換期に転職先の候補地として、ぜひ視野に入れていただきたいと思います。