新潟に住むなら知っておきたい! 電車通勤と車通勤のメリット・デメリット
新潟県では通勤で車を使う人が少なくありません。 とくに近年では都心からの移住希望地として新潟県を選択する人が増えており、通勤では電車か車どちらの方が利便性が高いか気になる人は多いでしょう。 今回は、新潟県の移住事情、電車通勤と車通勤それぞれのメリットやデメリットを解説します。
目次
■交通の便が良い新潟県
新潟県は、県外から移住してきた人には交通の便の良さが高く評価されています。
地方都市ということで車の利用者も多いですが、新潟市内はJRの電車網や路線バス網が充実していることも喜ばれるポイントとなっています。
通勤には電車やバス、そして車と選択肢が多いのは魅力と言えるでしょう。
▼新潟県の住みやすさについては、「新潟県が住みやすい7の理由! Iターン・Jターン者のリアルな声を紹介」で解説しているので合わせてご覧ください。
・移住者が増加している新潟県
新型コロナウイルスの感染拡大以降、都心部から地方へ移住する人が全国的に増えています。
なかでも新潟県は20〜30代の移住者が大きく増加しており、長岡市、上越市、三条市など10市町村で移住者が増加しているのです。
2022年の移住希望地ランキングでは、新潟県は9位から2位まで大幅にランクアップしています。このように全国から魅力的な移住先として認識されているのが新潟なのです(ふるさと回帰支援センター移住希望地ランキングより)
■電車通勤のメリット
続いて、電車通勤におけるメリットを解説しましょう。
メリット①:時間通りに目的地に到着できる
車の場合だと、交通渋滞や交通事故に巻き込まれると目的地に時間通り到着しないというデメリットが考えられます。
一方、電車の場合は毎日のダイヤに従って、基本的には正確に運行しているため、通勤の場合は時間通りに会社に到着することができます。
電車の場合でも予期せぬ事故で遅延することは考えられますが、イレギュラーな渋滞などに巻き込まれやすい車よりも時間通りに行動しやすいと言えるでしょう。
メリット②:プライベートでも定期券が使える
実は大きなメリットとして考えられるのが通勤定期券です。
会社勤務の時の通勤時に利用する目的で購入するのが定期券ですが、これは土日のプライベートでも利用ができます。
定期区間内で出かけて買い物をしたり、遊びに行ったりということができることは、結果的に交通費が大きく削減できるのは嬉しい魅力でしょう。
メリット③:通勤中に読書やSNSなど自由な時間が使える
電車通勤では、移動中に読書やスマホを触りながらSNSをチェックしたり、勉強の時間にあてたりすることができます。
車の場合はハンドルを握って運転しなければならないため、自分の時間を作るということには向きません。
通勤時間が1時間あるとしたら、その時間の使い方だけで日々を充実させることができるでしょう。
■電車通勤のデメリット
電車通勤におけるデメリットを解説しましょう。
デメリット①:満員電車のストレスがきつい
通勤ラッシュや帰宅ラッシュ時には満員電車に遭う可能性があります。
コロナ禍以降、リモートワークや時差出勤の普及もあり、多少は緩和しましたが、いまだに満員電車に乗らざるを得ない状況は少なくありません。
ただし、新潟県のような地方都市の場合は、満員電車じたいがレアケースでそもそもあまりありません。
デメリット②:電車遅延やトラブルで遅刻の可能性
通常ダイヤで運行していれば、時間通りに通勤できるのが電車の良さ。
ただ、事故や路線・車両の不具合などが原因で電車遅延が起こると、会社に遅刻してしまう可能性が大きくなります。
ほか、客同士のトラブルなどもあり得るため、自分ではコントロールできないところで遅延が発生してしまうのが電車通勤の怖いところです。
■車通勤のメリット
では、車通勤におけるメリットを解説しましょう。
メリット①:自分の都合に合わせて移動ができる
最寄り駅まで移動するまでが電車通勤ですが、車通勤の場合は目的地まで行くことができます。
電車とは異なり、必ず座れることで体力的にもメリットがあるでしょう。
交通渋滞が起きても、別のルートを選択するなど自由度も高いため、よほどのことがない限り、仕事に大幅に遅れるというデメリットもありません。
メリット②:荷物が多い時に楽に移動できる
業務の都合で多くの荷物を運ぶ必要がある時は、電車よりも車通勤の方が明らかに楽です。
電車だと重い荷物を持って運ぶため身体的な負担がかかり、通勤だけで疲れてしまいます。車の場合はその心配がないため、心身ともにストレスがかかることはありません。
メリット③:感染リスクの心配がほぼない
コロナウイルスやインフルエンザの感染などは、人との接触が起因となります。
車通勤は一人の空間のため、電車移動時のように多くの人に囲まれる感染リスクの心配がほとんどありません。
■車通勤のデメリット
では、車通勤におけるデメリットを解説しましょう。
デメリット①:交通事故のリスクがある
車通勤の最大の心配事は、交通事故を起こすリスクと被害を被るリスクの両方がある点です。
仕事疲れがたまっていれば、居眠り運転をしてしまう可能性なども考えられ、事故に遭遇することはないとは言い切れません。
交通事故に遭ってしまうと、会社の遅刻どころではなく、大怪我を負ったり、自分に非がある場合は刑事事件に発展したりすることもあり得ます。
デメリット②:渋滞による遅延リスクがある
朝の通勤ラッシュがある電車通勤とは異なるリスクで、車通勤の場合は交通渋滞に巻き込まれる可能性が考えられます。
通勤路で事故が起これば予想外の交通渋滞に巻き込まれてしまいます。通勤に使える別ルートも知っておくと良いでしょう。
また、雨の日は道路のコンディションが悪いため、スピードが出ずにいつも以上に時間がかかってしまうこともあります。
デメリット③:車の維持費がかかる
車通勤を新たに始めようと考えている場合、通常はかかってこない車の維持費が重くのしかかります。
たとえば、ガソリン代が代表的なコストですが、ほかにも駐車場代や保険代、車検代など、車を使い続ければお金がかかるのは覚悟が必要です。
車が故障したら、もちろん修理費もかかってくるでしょう。
新潟県のような車社会であれば、会社から交通費が支給されるケースも珍しくないので、車通勤の交通費が出るかどうかは確認することをおすすめします。
■各都道府県の通勤手段
全国の通勤・通学の交通手段は、自家用車が平均で46.5%を占めています(2010年国勢調査より)。
たとえば、東京都では自家用車で通勤している割合はわずか9.4%であるのに対して、新潟県は72.0%を誇ります。
一方、電車通勤は東京の場合で44.5%と、新潟県は3.5%でしかありません。
このように都心は電車通勤・通学が当たり前ですが、新潟のような地方都市は車が主要な通勤手段になっていると言えます。
◆まとめ
以上、電車通勤と車通勤の違いについて紹介しました。
それぞれにメリットやデメリットがありますが、新潟のような地方都市では車通勤がやはり便利です。
車の運転が好きな人や都心の電車通勤に嫌気がさしているような人は、新潟への移住を視野に入れてみてはいかがでしょうか。