製造業32歳男性! 業種を変えて食品メーカーへの転職に成功した体験談
30代での転職は、人生において大きな分岐点といえます。 また、キャリアアップを具体的に検討する人が多い年代でもあります。 今回の記事では、製造業勤務の経験を携えて、別分野での転職を成功させた30代男性A.Hさんの体験談をご紹介しましょう。
目次
◆奥様の地元・新潟県へのIターンで転職活動を開始
――A.Hさんは、なぜ転職を考えるようになったのですか?
私は地元の静岡県の機械メーカーで、製造の仕事をしていました。結婚をしていて、まだ子どもが小さいんですね。仕事は夜勤も多くて、手当ては手厚かったんですが、子どもと過ごす時間は限りなく少なかったんです。将来的なことを考えると、妻の実家がある新潟県で働きながら子育てをするのもいいよね、と妻と話すようになりまして。妻も子どもがもう少し大きくなったら復職しようと考えているようで、それなら自分の年収は下がっても、新潟で新しい生活を始めるのも良いかなと思うようになりました。
――どんな仕事につきたいと考えていましたか?
私たち夫婦は食べ物の話をするのが好きで、現職とは畑違いではありますが、新潟県は米菓メーカーも多いですし、食べ物に関われる仕事につけたら良いなと漠然と考えていましたね。
◆スキルと経験を活かせる同業種か、憧れの食品メーカーか
――具体的には、転職先はどのように探されたんですか?
食べ物のメーカーで探していると、以前から好きだった新潟県の食品メーカーさんの求人を見つけたんです。前職とはまったく違う業界ですし、不安もありましたが、大きな方向転換ができるのは30代前半のいまがラストチャンスでもあるかなと思って。絆エージェントさんにそこを受けたいと伝えました。
――その後はスムーズにいったんでしょうか?
いえ、同じ製造業であっても、分野がまったく異なるので、転職エージェントさんからは「現在の経験を活かせる業種も受けてみたほうがいい」とアドバイスをいただきました。そのうえで、第1希望の食品メーカーさんにも確認してくださるという話でした。そこで、これまでと近しい製造業も受けることにしました。
一つ候補として出していただいたのが、製造のプラントオペレーターの仕事で、前職のスキルと経験を活かせる業務内容でした。ただ、そこも夜勤があって、それだと現状とあまり変わらないんですよね。そんななかで「第1希望の食品メーカーさんが面接してくれることになった」と、絆エージェントさんから連絡をいただいたんです。
◆静岡→新潟移動で3回の対面面接
――食品メーカーとの面接は、どのように進みましたか?
結構たいへんでした。静岡県で仕事をしながら転職活動をしていたんですけど、その食品メーカーさんは4回面接があって、そのうち3回は現地まで行きました。面接は直接会ってという方針のようだったので。後で聞くと第一印象から人柄が会社とマッチしていて良かったと言ってもらえたので、現地まで何度も通った甲斐がありました。
――苦労が報われたということですね。
はい、働いている人は地元の人が中心のようなのですが、妻の実家が新潟ということも大きかったようです。その企業は、それまで工場の設備管理を外注していたらしく、そのあたりも任せられるのはありがたい、とまで言っていただいて。前職で経験していた工場内部のメンテナンス業務の経験が役に立ちました。別分野でも経験が活かせることもあるんだと、自信にもつながりましたね。
――転職エージェントに相談してよかったことはありましたか?
今回内定をいただいた食品メーカーさんは、大々的に求人広告を出すことがめったにないらしいんです。絆エージェントさんに相談したタイミングでも求人は出していないようだったんですが、絆エージェントさんが独自のネットワークを持っていて「ちょうど募集しているようなので受けますか」とお声がけいただき、運命的なものを感じましたね。