転職面接が15分で終了、アリor ナシ?――転職面接の平均時間は?
転職活動において、面接に要した時間が合否にかかわるか気になる人もいるでしょう。 なかには15分以内で面接が終了することもありますが、短時間の面接ともなれば、「自分は不合格なのでは?」と不安になる人も多いと思います。 今回の記事では、転職面接の平均時間や短時間、長時間面接それぞれの特徴を解説します。
目次
■短時間で終わる転職面接は不合格になる?
一般的に転職面接、とくに一次面接の平均時間は30分〜1時間程度といわれています。
では、15分以内で面接終了となれば、不合格になるのでしょうか。
答えは「必ずしも不合格となるわけではない」です。
まず、面接時間が採用の合否に必ずしもかかわるとは限りません。
面接時間は会社によって異なり、面接官しだいでは長時間にも短時間にもなり得ます。
さらに、個人面接か集団面接かによっても面接時間は異なるため、一概に時間だけで判断することはできません。
■面接時間が30分未満? 短時間面接のパターンとは
転職面接が30分未満や15分未満など短時間となった場合は、企業側としてどのような思惑があるのでしょうか。
ここで、短時間面接の要因として考えられるパターンを見ていきましょう。
①書類選考である程度の合否の判断がついている!
履歴書やエントリーシートの提出である程度、結果が決まっているパターンがあります。
このような場合は企業の合格ラインに届いており、人柄やコミュニケーション能力といった書類だけでは判断できない部分だけを確認するために面接を行ないます。
ただし、書類選考では合格ラインだったものの、面接をしてみたらイメージと違ったパターンもありえるので、十分に注意して面接に臨みましょう。
②企業側が面接慣れしていない!
企業の面接官は必ずしも面接のプロフェッショナルというわけではありません。
一般社員から役職者まで現場で働く人が面接対応することは自然なことです。
面接慣れしていない社員が面接官となった場合、質問が少なく短時間で面接が終わってしまうことも十分に考えられます。
また、現場の担当者が面接対応する場合は、ほかの業務が立て込んでいて面接を早く切り上げようとするところもあるでしょう。
③第一印象や受け答えで早々と不合格の判断を下される!
短時間の面接で不採用となるパターンでは、第一印象や一つひとつの受け答えは重要です。
表情が暗かったり、最低限のビジネスマナーができていなかったりすると、企業側は早めに「自社で活躍してもらうのは難しいかもしれない」と判断することがあります。
④社長や役員との顔合わせが目的の面接である!
二次面接以降や最終面接でありうるパターンですが、あくまで顔合わせが主目的であると短時間で面接が終了します。
条件面談でも待遇等の提示や役員からの簡単な質問で済むこともあります。
■面接時間が1時間超え!?――長時間面接のパターンとは
逆に、転職面接が1時間を超える長時間になる場合もあります。
長時間面接の要因として考えられるパターンを見ていきましょう。
①質問がたくさん! 企業側が饒舌な場合
面接が長引く要因の一つとして、面接官がたくさん質問するパターンがあります。
質問が多くなる理由としては純粋に応募者に興味を持っている場合が考えられます。
くわえて、他の候補者と決め手に悩んでおり比較材料を探すために質問をたくさんしている場合があります。
なかには自社の理解度を深めてもらうために、企業側が饒舌になって話が長くなるパターンもあるでしょう。
②面接官が話し好きで長くなる!
採用面接の合否以前に、単純に面接官が話し好きのパターンもあります。
趣味や出身地など、業務とは関係ない話で盛り上がるケースもありますが、これらが合否に直接かかわるかは企業によって基準が異なるためはっきりとしたことは言い切れません。
■面接は長さよりも中身が大事!
ここまで転職面接の長さについて解説してきましたが、やはり重要なのは、面接にかかった時間よりも面接内容です。
ちなみに、面接は最初の5分で合否が決まるとの見方もあり、第一印象が与える影響はとても強いといえます。
清潔感のある服装、入室から着席までの振る舞い方、第一声のオーラや簡潔な自己紹介など、最初に好印象が与えられれば選考は優位に進められるでしょう。
◆まとめ
短時間面接の場合、不採用の可能性が気になってしまうと思いますが、あくまで面接では中身をいかに充実させるかが重要です。
面接官に好印象を与えること、一つひとつの質問に的確に回答すること、企業の社風にあっていることなど、内定を勝ち取るための面接対策をしっかりと行ないましょう。