空間デザイナー30歳男性! 自身の経験を活かして希望条件で転職に成功した体験談
転職で新しい業界へチャレンジするときには、不安もあることでしょう。 とくに家庭を持ったり30歳を超えたりすると、何度も転職できるわけではありません。 今回の記事では、前職での経験を活かして、別業種への転職を成功させた30代男性K.Kさんの体験談をご紹介しましょう。
目次
◆長時間残業が当たり前の仕事で将来を不安視……家族のことを考え転職を決意!
――転職したいと思ったのはどのようなきっかけだったのでしょうか?
一番の理由は月に80時間ぐらい残業していたことです。業務も会議が多くて、会議のための資料作成が増えていたことで、本来の仕事がおろそかになっていると感じました。また、人の入れ替わりも激しく引き継ぎがうまくされていない状態が続き、将来に不安を感じたというのが転職を考えたきっかけです。
――確かに、人の出入りが激しい会社は不安を覚えますよね。ちなみにご家族はいらっしゃるんでしょうか?
はい、結婚はしていて、2歳になる子どもがいます。家族との時間も大切にしたい思いが強かったですね。ワークライフバランスを重視したいという思いもありました。
◆空間デザインのスキルを活かして決めたのはなんと未経験の業種
――具体的にどのような業種や職種を希望されていたのですか?
業種にこだわりはとくにありませんでしたが、これまでずっと建築業界で空間デザインの仕事をしてきたので、設計やデザインのスキルを活かせる仕事につきたいとは考えていました。転職エージェントさんのお話では、私のように技術職であれば、募集は一定数あるだろうと言っていただきまして、あとは残業時間が半分の月40時間ていどの会社を探してもらいました。
――エリア的にはどの辺りを希望されていたのですか?
片道40分以内で通勤が可能な新潟市から燕三条のエリアで探していました。なかでも燕三条エリアには家電メーカーやアウトドアブランドなど、設計やデザインに関連する企業が多かったので、受けてみたい企業はいくつかありましたね。
――その中で、どんな企業を受けたのでしょうか?
一つはエクステリア用品を扱う造園会社です。もともと大学の専攻がプロダクトデザインで、新卒で入社した会社が園芸用品を扱っていた会社だったので、自分の経験も活かせるのが良いかなと思っていました。ただ、実際に入社を決めたのは未経験の機械工具のメーカーだったんです。
◆転職エージェントの紹介で業績好調な会社から希望通りの条件で内定を獲得
――これまでとは異なる職種だと思うのですが、決め手は何だったのですか?
やはり今回は残業を極力減らして、家族の時間をとりながら働けることが重要でした。そのため、面接で会社の雰囲気を知ることができて、社員の方々がすごく良い人ばかりで。実際に残業の面も確認をしたら、残業はできるだけやらない方針というのも聞けました。
もう一つの決め手は、その会社の業績が好調だったことです。残業が減るので、給与はどうなるのかとは思っていましたが、その分賞与で還元してくださるので、年収としては希望額をいただけるそうです。家からも通いやすい距離でしたし、自分を欲しがってくれているのが面接でも伝わってきて心をつかまれましたね。
――では、逆に転職先を決める際の懸念点はありましたか?
実は、別の企業も検討していました。その企業は全国的にネームバリューがある会社で、知り合いでそこに勤めている人からもおもしろい会社だよ、って評判を聞いていました。ですが、希望の年収が合わなくて、家族のことを考えるとちょっと厳しいかなと。最終的には条件に合致する会社を選びました。
――今回、転職エージェントに相談して良かった点はありますか?
はい、今回内定をいただいた企業さんは、絆エージェントさんが独自に開拓した企業ということでした。だから求人情報誌などには載っていない会社だったんですね。その企業さんから「デザインは外注していたから社内で任せられる人がいると心強い」という言葉をいただいて。1回目の面談で私と企業さんの思いが合致して、2回目には年収提示の最終面接みたいな感じですぐに内定をいただけました。直接企業さんと接点を持つ転職エージェントさんからの紹介だからこそ、満足いく転職活動になったと思います。